「ある日曜日の棚田」 斉藤憲子準特選 「ある日曜日の棚田」 斉藤憲子 (川口市)
棚田の水面が光っているその向こうに田植えをしている人物が、さまざまな衣装で一列になって並んでいるのが、周囲の風景に溶け込んでいるのも面白い。(三浦)
「古木で遊ぶ」 並木久一準特選 「古木で遊ぶ」 並木久一 (東松山市)
大きな銀杏の木の根元に包まれるように、子供たちが夢中になって遊んでいるというほのぼのとした楽しい作品です。(芳賀)
「虹の祭典」 堀之内稔準特選 「虹の祭典」 堀之内稔 (越谷市)
最近余り見かけなくなった二重に出ている虹を、広々とした郊外の風景の中で決定的な瞬間を上手く写している。(大久保)
「霧中に咲く」 杉田庄治 準特選 「霧中に咲く」 杉田庄治 (嵐山町)
霧が出ている森をバックにして、ピンクのつつじの花が映えて対照的な美しさを演出して見事です。(三浦)
「川は友達」 庵地紀子準特選 「川は友達」 庵地紀子 (北本市)
川遊ぶに夢中な3人の子供の動きを、逆光の中で捉えているのが良かった。右の子供にもう少し動きが見られればさらに良かった。(芳賀)
「春の足音」 向山南海子準特選 「春の足音」 向山南海子 (入間市)
きれいに澄んだ青空の下に菜の花畑を大きく入れて、土手の上を三台の自転車が行き交うという構成だが、長閑な春の感じを上手く表現している。(大久保)
「玄雲の中へ」 中村千恵子準特選 「玄雲の中へ」 中村千恵子 (所沢市)
偶然に電車が顔を出したところや、玄雲のグラデーションそして川の写りこみも良く、かなり計算したのが感じられる作品です。(小林)
「羽音」 服部清次準特選 「羽音」 服部清次 (川越市)
夕方の巣に帰る椋鳥を画面いっぱいにフレーミングして、夕陽が当たって光っている瞬間を捉えた動きのある良い作品です。(三浦)
「梅の香流る」 斎藤光一準特選 「梅の香流る」 斎藤光一 (伊奈町)
暗い竹林の中に白い梅の木が浮かび上がって、日本画の世界が描写されているようで美しい。竹の幹の色調が良く、梅の香が漂ってくるようです。(芳賀)
「爛漫」 小澤訓夫準特選 「爛漫」 小澤訓夫 (鶴ヶ島市)
満開の桜が川面に反映している中を、釣り人は無心に釣りを楽しんでいる。そんな長閑な春の一日をまとめたような作品です。(大久保)
「至福の時」 弓田吉男準特選 「至福の時」 弓田吉男 (上尾市)
二匹の蛙が丁度子供が布団から顔を出しているようで、ユーモラスな感じが素晴らしい。タイトルも良かったし、つぶれやすい赤い葉の部分の質感が良く出ている。(小林)
「遠足」 酒井理吉準特選 「遠足」 酒井理吉 (川越市)
色とりどりのポピー畑を、一列になって子供たちが歩いていく。前景のピンクの畑も、明るい雰囲気を演出して楽しい光景を捉えている。(三浦)
「秋光の旋律」 山田文夫準特選 「秋光の旋律」 山田文夫 (さいたま市)
畑の防虫ネットが秋の夕日に照らされて、グラデーションも鮮やかに表現されている。前景の畑の光と影がリズムを奏でているように感じられて良かった。(芳賀)
「水音」 大場伸二準特選 「水音」 大場伸二 (さいたま市)
ふと覗いた谷底を緑も鮮やかな斜面の片隅に、水が滴り落ちているという状況だが、静かな自然の中に水音だけが聞こえてくるようです。(大久保)
「晩夏」 高橋浩精準特選 「晩夏」 高橋浩精 (練馬区)
ハスの葉を写したものだが不思議な写真で、ホワイトバランスを手直ししたのか、複雑な色と模様が面白さを出している。(小林)
「はじめての稲かり」 田村真由美準特選 「はじめての稲かり」 田村真由美 (春日部市)
子供にとっては忙しい稲かりも遊びのようなものなのだろう。嬉々として手伝っている子供の表情も素晴らしく楽しい作品となっている。(三浦)
「ドレープ」 箕田俊子準特選 「ドレープ」 箕田俊子 (蓮田市)
ネットの垂れている様子がさながらドレスの裾のようで、それが色温度の関係で青く表現されているが、手前の明るい色が変化を出して奥行き感を表現している。(芳賀)
「春雪」 原文夫準特選 「春雪」 原文夫 (川越市)
梅の木や竹林に積もった春の淡雪が、モノトーンで表現されて寒々とした雰囲気を出している。カラーでは表わせなかったものを白黒で上手く表現している。(大久保)
「宴のはじまり」 小河美弘準特選 「宴のはじまり」 小河美弘 (戸田市)
撮影した時間帯が良かったのか、家の上の雲が怪しい色で雰囲気を出している。下の猫がもっとはっきり出ていたらさらに良くなった。(小林)
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