「私がみつけた埼玉の自然」フォトコンテスト

2021年

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第36回「私がみつけた埼玉の自然」フォトコンテスト


審査員: 写真家 福田健太郎


  応募者数: 394名(会員: 231名、一般: 146名、高校生:17名)
  作品数:  888点(会員: 592点、一般: 269点、高校生:27点)


総評
 コロナ禍の影響で思うように出歩くことが叶わず、写真撮影を楽しむことが難しかったと想像しますが、嬉しいことにたくさんの作品を寄せていただきました。一期一会の出合いの中で撮影された作品からは、それぞれの眼差しが感じられ、これからも埼玉の自然や風景、風土を見つめ続けていただき、たくさんの人に写真を通して魅力を届けて行かれることを願っています。

最優秀賞

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「春の小川」 一瀬富左男

 なんと気持ちのよい風景でしょう。桜の植樹が盛んな埼玉を物語る作品で、彩りに溢れ、温かな光に満ちています。自然に触れる少女2人の存在が未来を誘い、飾らない一瀬さんの優しい眼差しが素晴らしいと思いました。


優秀賞


「晩秋武蔵野」 金山修康

 武蔵野の面影を残す雑木林の風景です。自然と共生し、大切に守ろうとする人々の活動があってこそ、いまも見ることができる秋の風景です。意識してやや離れ、望遠レンズの圧縮効果を利用し、彩りを与えて深まる秋を表現しました。



特選

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「朝の来ない夜は無い」 早坂勝

 連なる山々をバックに、大きな一本桜が花を咲かせています。この風景は有名になり過ぎてしまいましたが、ここに桜を植樹した人は、立派に大きく育った桜の姿をきっと思い浮かべたことでしょう。本当に魅力的な風景です。



「森の番人」 戸田利一

 何度も訪れて観察し、広々とした河川敷でチャンスを待ったと思います。野鳥が生息できるということは、ある程度自然が保たれていると言えるでしょうか。生きものの姿から豊かな環境を想像することができ、これからも続いて欲しいですね。



「秋色」 荒井信明

 イチョウの大木は黄色に染まり、地面も色鮮やかに染め上げています。境内には誰もいなく、ひっそりとした雰囲気が奏功しました。凛とした風景の作品は、黙してただ眺めていたくなります。プリントの仕上げも非常に美しかったです。



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