「私がみつけた埼玉の自然」フォトコンテスト

2018年

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第33回「私がみつけた埼玉の自然」フォトコンテスト

  審査員: 榎並 悦子(写真家)、 柿本 完二(関東本部委員 ニコンカレッジ講師)


  応募者数: 423名(会員:288名、一般:129名、高校生:6名)
  作品数:  900点(会員:670点、一般:217点、高校生:13点)

最優秀賞

(講評:榎並悦子先生)

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1-1 最優秀賞 真夏のらいおん 後藤やす子 .jpg「真夏のらいおん」 後藤やす子

 雷鳴とどろく夏の雷を迫力たっぷりにとらえた作品です。稲光そのものもよく写し撮られていますが、激しく放電を繰り返す雷雲の描写に目を見張りました。ビル群を共に作画したことで、雷雲の大きさも強調されました。よく見る稲妻の写真とは一線を画す、素晴らしい作品です。


優秀賞

(講評:柿本完二先生)

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2-1 優秀賞 朝光 檜和田浩一.jpg「朝光」 檜和田浩一

 赤みを帯びた朝の光と、太陽で暖められた冷気がビニールハウスから水蒸気となって発生する光景が不思議で神秘的な世界を醸し出しています。普段よく目にする光景を朝の光を使ってインパクトのある作品に仕上げ、技術力の高さと感性の豊かさも感じさせます。


3-1 優秀賞 流るゝ雲 橋本 勇  .jpg流るゝ雲」 橋本 勇

 実りの秋、そのものズバリが表現されています。収穫を迎えた農家の喜びの声が聞こえてきます。ハサに掛けられた稲がV字になり、その先に広く空を配したことで、地平線の彼方から雲が湧きあがってくるような動きとともに秋の空の高さも感じさせています。


4-1 優秀賞 輝く田園 浦野邦夫.jpg輝く田園」 浦野邦夫

 田んぼが赤く染まり、その中を一列縦隊で走るサイクリストたちがシルエットになって、黒くなった田んぼの畝と相まってシンプルで影絵遊びのような楽しさを感じさせます。太陽が沈むころ?になってもまだ走る姿からは名残惜しそうな雰囲気も伝わってきます。


特選

(講評:榎並悦子先生)

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5-1 特選 蛙が飛んだ 佐々木庄松 .jpg「蛙が飛んだ」 佐々木庄松

 蛙をローアングルから狙ったところが意表を突いていて、驚かされました。葉っぱから飛び出す姿態、特に長く伸びた脚が印象的な作品です。逆光をうまく生かしてメリハリをつけたところも見事でした。


6-1 特選 雲取山稜線 砂寿一.jpg「雲取山稜線」 砂寿一

 雲海や画面上部の雲など気象条件を味方にして絶妙な画面構成にまとめあげています。登山者をシルエットで入れ込んだことで、見る側もこの光景に身を置いているような錯覚を抱きます。そこも魅力です。



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