第33回「私がみつけた埼玉の自然」フォトコンテスト
審査員: 榎並 悦子(写真家)、 柿本 完二(関東本部委員 ニコンカレッジ講師)
応募者数: 423名(会員:288名、一般:129名、高校生:6名)
作品数: 900点(会員:670点、一般:217点、高校生:13点)
優秀賞
(講評:柿本完二先生)
(画像をクリックすると拡大されます)
「朝光」 檜和田浩一
赤みを帯びた朝の光と、太陽で暖められた冷気がビニールハウスから水蒸気となって発生する光景が不思議で神秘的な世界を醸し出しています。普段よく目にする光景を朝の光を使ってインパクトのある作品に仕上げ、技術力の高さと感性の豊かさも感じさせます。
「流るゝ雲」 橋本 勇
実りの秋、そのものズバリが表現されています。収穫を迎えた農家の喜びの声が聞こえてきます。ハサに掛けられた稲がV字になり、その先に広く空を配したことで、地平線の彼方から雲が湧きあがってくるような動きとともに秋の空の高さも感じさせています。
「輝く田園」 浦野邦夫
田んぼが赤く染まり、その中を一列縦隊で走るサイクリストたちがシルエットになって、黒くなった田んぼの畝と相まってシンプルで影絵遊びのような楽しさを感じさせます。太陽が沈むころ?になってもまだ走る姿からは名残惜しそうな雰囲気も伝わってきます。