「私がみつけた埼玉の自然」フォトコンテスト

2020年

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第35回「私がみつけた埼玉の自然」フォトコンテスト


  審査員: 山口 百希(全日本写真連盟関東本部委員)


  応募者数: 367名(会員: 241名、一般: 126名)
  作品数:  848点(会員: 621点、一般: 227点)

最優秀賞

(講評:山口百希先生)

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「初夏の共演」 設楽怜司

 撮影は6月だったそうですが、この夜はすっきりと晴れ上がり、25秒の長時間露光をかけたので天の川がきれいに写りました。撮影中に国際宇宙ステーションらしい航跡に気が付いたそうです。アジサイに当てたスマホの照明の光量が絶妙です。


優秀賞


「俺はじゃれているぜ」 佐藤昭司

 シマリスの一瞬の姿を、タイミングよく写しとりました。尻尾を枝にからませて、バランスをとっているような様子がかわいいです。目にしっかりとピントがきています。絞りを開けたので前後がきれいにボケて、主題が浮き立ちました。



特選

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「静寂」 須田一雄

 3つの麦ロールが手前から奥まで具合よく並んだ先に、昇ったばかりの太陽が顔を出していて、画面に奥行きがあります。露出が的確で、早朝の清浄な空気感がよく伝わってきます。ほんのり茜色に染まった空も美しいです。



「とても座れません」 宮岡俊一

 ベンチの座面や背もたれの間からヒガンバナが顔を出していて、これではとても座れませんね。絞り開放で撮ったので、斜めに写ったベンチの前後がボケて、立体感が出ました。赤と白、緑の茎、背景の黒のコントラストがすばらしいです。



「仲好し」 原口孝夫

 この年に生まれた2羽のアオバズクの兄弟が、仲良く首を90度に傾けた瞬間を、タイミングよくとらえました。秒間6コマで連写しても、首の角度が揃ったのはこの1コマだけだったということです。見る人を笑顔にさせる作品です。


「薄明に咲く」 齋藤昭雄

 雨上がりの明け方、ハスの葉に溜まった水滴が街灯に照らされて、ほんの一時だけ青色に輝いたということです。タイミングを逃さず、見事に写しとりました。露出も的確で、宝石のように見える水滴の質感もよく表現されています。



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