第34回「私がみつけた埼玉の自然」フォトコンテスト
審査員: 榎並 悦子(写真家)、 山口 百希(関東本部委員)
応募者数: 370名(会員:245名、一般:125名)
作品数: 777点(会員:576点、一般:201点)
特選
(講評:榎並悦子先生)
(画像をクリックすると拡大されます)「雷神降臨」 渡辺俊夫
関東全域で稲光が目撃され、ツイッターなどでトレンド入りするほど話題騒然となった昨年9月10日の落雷。この作品はその時のものでしょうか、空を埋め尽くすほどの稲光が迫力なのは言うまでもありませんが、家々の明かりが臨場感を伝えています。
(講評:山口百希先生)
「育む」 福田美香子
営巣地の「サギ密度」が一番高いと思われるところを、望遠レンズを効果的に使って切りとりました。よく見ると一羽一羽の動きにも様々な表情があります。モノクロでプリントしたことで、サギの白さが際立ちました。
「花の散るらん」 金山修康
花びらが浮かぶ雨上がりの水たまりに、桜の木が写り込んでいるところを撮影。それを上下反対にして、風に飛ばされる花びらに見立てるアイデアが光ります。花びらが描くカーブが美しく、写り込んだ空の青さが印象的です。
「月光に映える花」 林 勝三
低く浮かぶ月がホテイアオイの池を照らし、雲が手を伸ばすように流れる、自然がつくり出す造形を、タイミングよくとらえました。緑の葉と薄紫の花、濃紺の空と白い雲、オレンジ色の街灯のコントラストが鮮やかです。