第32回「私がみつけた埼玉の自然」フォトコンテスト
審査員 鈴木 是清、 柿本 完二 (敬称略)
応募者数: 418名、作品数: 904点でした。
優秀賞
(画像をクリックすると拡大されます)
「よちよち歩き」 大沢紘一
田んぼを立ちあがっては倒れる、を繰り返したのでしょう、うぶ毛が泥で汚れている姿はそんなことを感じさせます。それでも一歩ずつ進む姿からは可愛さとけなげさが感じられ、思わず頑張れ!と声をかけたくなります。
「麦流」 須田一雄
手前の麦と、霜?で化粧した奥の麦との緑と白のコントラストが美しい。広角レンズで近づいて撮ったことで広がりと遠近感、奥行きも表現されています。アングルも良く、自然の造形美と共に「風の道」が表現されています。
「終焉」 高橋浩精
画面全体のセピア系の中に、控えめな光と枯れ葉の色彩、作者の思いが凝縮され、被写体としては見えないが、自然界の営みの時の流れが見えます。観察力と視点が良い。朽ちてゆく美が表現されています。