「私がみつけた埼玉の自然」フォトコンテスト

2019年

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第34回「私がみつけた埼玉の自然」フォトコンテスト

  審査員: 榎並 悦子(写真家)、 山口 百希(関東本部委員)



  応募者数: 370名(会員:245名、一般:125名)
  作品数:  777点(会員:576点、一般:201点)

最優秀賞

(講評:榎並悦子先生)

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「雪煙る情景」 石上教一

 桜と畑の畝に積もった雪を造形的な視点でとらえ、構図に生かした傑作です。雪の描写も見事です。森閑とした中で、人知れず咲いている桜の花。「人の行く裏に道あり花の山 いずれを行くも散らぬ間に行け」そんな格言を思い出しました。


優秀賞

「梅雨のひととき」 田中正昭

 夏鳥として渡来するコヨシキリのようです。スズメよりも小さな鳥ですが、クチバシを大きく開けてさえずっているところをよく見つけましたね。蓮の花の下という好位置にとまっていたのも幸運でした。縦構図でバランスのいい切り取りが見事です。



特選

(講評:榎並悦子先生)

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「雷神降臨」 渡辺俊夫

 関東全域で稲光が目撃され、ツイッターなどでトレンド入りするほど話題騒然となった昨年9月10日の落雷。この作品はその時のものでしょうか、空を埋め尽くすほどの稲光が迫力なのは言うまでもありませんが、家々の明かりが臨場感を伝えています。


(講評:山口百希先生)

「育む」 福田美香子

 営巣地の「サギ密度」が一番高いと思われるところを、望遠レンズを効果的に使って切りとりました。よく見ると一羽一羽の動きにも様々な表情があります。モノクロでプリントしたことで、サギの白さが際立ちました。


「花の散るらん」 金山修康

 花びらが浮かぶ雨上がりの水たまりに、桜の木が写り込んでいるところを撮影。それを上下反対にして、風に飛ばされる花びらに見立てるアイデアが光ります。花びらが描くカーブが美しく、写り込んだ空の青さが印象的です。


「月光に映える花」 林 勝三

 低く浮かぶ月がホテイアオイの池を照らし、雲が手を伸ばすように流れる、自然がつくり出す造形を、タイミングよくとらえました。緑の葉と薄紫の花、濃紺の空と白い雲、オレンジ色の街灯のコントラストが鮮やかです。



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